渡辺王将が77手目を封じて終了…王将戦1日目

 渡辺明王将(36=名人、棋王との3冠)に永瀬拓矢王座(28)が挑戦する、第70期王将戦七番勝負第1局第1日が10日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で指され、渡辺王将が77手目を封じて終了した。

 定番の和服姿で現れた渡辺王将に対し、永瀬王座は異例のスーツ姿。振り駒で先手番は渡辺王将となり、戦型は角換わり腰掛け銀に進んだ。ともに研究の範囲内だったのか指し手は早く、午前中で早くも50手を超えた。

 1日目から駒がぶつかり合い、大駒を交換する激しい展開となった。夕方には一転して落ち着き、永瀬王座が76手目に1時間22分の長考。続く手を渡辺王将が封じ、1日目を終えた。

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