どうなるエンタメ界…AKB劇場15日まで公演中止 音楽関係者ショック隠せず

 菅義偉首相は7日午後、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言を決定する。対象は東京都、神奈川、埼玉、千葉3県で、実施期間は2月7日までを想定している。首都圏への宣言は昨年4月の初発令以来。

 緊急事態宣言の発令予定を受け、エンターテインメント業界では不透明な状況に悩ましい選択が迫られている。AKB48は6日、公式ブログで同日から15日まで東京・AKB48劇場で予定されていた公演を中止すると公式サイトで発表した。

 4日に定員数を125から110に削減して公演継続していくことを発表していた。

 音楽関係者は「有観客ライブが少しずつ増えている中での再発令は非常に痛い。すでに開催発表済みのライブついては、無観客に切り替えてでも何とかできたら。発表前のライブは幻になりそう」とショックを隠せない。さらに「イベントの上限人数が分からない。昼公演はよくて夜はダメなのか」と情報が伝わってこないことにいら立ちをのぞかせた。

 一方で、映画界は、大きく変わらぬ状況が続くと見られている。換気性が高く、マスク着用で着席して鑑賞する映画館の安全性が認知されてきた。大ヒット中の「鬼滅の刃」では満席での上映も多かったが、クラスターは確認されなかった。

 関係者は「映画館は大丈夫だと分かってきた。全座席販売での飲食禁止や、座席販売50%に戻るかもしれないが、影響はその範囲にとどまるのでは」と推察した。

 2月14日スタートのNHK大河ドラマ「青天を衝け」や連続テレビ小説「おちょやん」に関しては、現時点では撮影を休止する予定はないもよう。これまでも感染対策を講じて撮影しており、より強化した体制で進めていくものとみられる。

 ジャニーズ事務所は、帝国劇場で上演中の舞台「ドリームボーイズ」について、緊急事態宣言の内容に従う意向を示している。

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