紅白歌合戦、第2部40・3% 昨年より3ポイントアップ
昨年の大みそかに放送された「第71回 NHK紅白歌合戦」の世帯平均視聴率が第1部で34・2%、第2部で40・3%だったことが2日、分かった。
令和最初の紅白となった昨年は、トリを含むヤマ場の第2部で37・3%で第2部としては記録が残る62年以降でワーストだった。今年は昨年と比べ、第1部は0・5ポイントダウン、第2部は3ポイントアップした。第2部の40%超えは18年の41・5%以来、2年ぶり。
今年は内村光良が総合司会、紅組は二階堂ふみ、白組は大泉洋が司会を務め、初の無観客として放送。NHKホールやオーケストラスタジオなど、NHK放送センター内を使っての演出や、昨年いっぱいで活動を休止した嵐がライブ会場から3曲を披露したり、松任谷由実、YOSHIKIが特別出演するなどの演出が話題となった。
実施本部長のNHK二谷裕真氏は同局を通じ「『今こそ歌おう みんなでエール』、私達が紅白にタクした思いは、ご出演くださったみなさんのお力を借りて届けることができた…放送してよかったと、今は誇りを持って、そう思います」とコメント。
史上初の無観客スタイルの放送にも「無観客だからこそ実現したNHKホール改造ともいえるステージは、全方位からカメラが映し出す見た事もない映像を生み出しました」とコメントし「無事放送できたことが奇跡のようにも感じます。改めて、全ての出演者の皆さん、そして全国の視聴者のみなさまの心より感謝申し上げます。今年が晴れやかな年となりますよう」と感謝も伝えている。
(数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)
