NMB山本彩加 受験合格で引退決断 看護の道「甘い気持ちない」

 28日にグループからの卒業と芸能界引退を発表したNMB48の山本彩加(18)が29日、ライブ配信サービス「SHOWROOM」で改めて思いを語った。

 次世代エースの決断に衝撃を受けたファンも多かった。山本はトレンド入りなどの反響に驚きながら、「活動を、いろんな人に見てもらえてたんだというのが実感できました」と話した。

 ファンがコメントを送る「SHOW-」で、質問に真摯(しんし)に答えた。コロナ禍の現状を受け、看護の道に進むため学業に専念する山本は「受験が終わって、進学が決まったときに『じゃあ、ここで』って決めました」と振り返った。以前から看護の道には興味があり、受験も考えていたという。

 休業や活動継続も考えたとしながら、「専門職の学校はなかなか(時間)調整できないし、(看護の道に進んだ)家族を近くで見ていたので、両立って難しいと思った。中途半端にやるのは性格的に嫌」と思いを明かした。1年後の卒業案もあったというが、「確実に入学して、ちゃんとやっていきたいなと思ったのでこのタイミングになった」とした。

 もし不合格だった場合は「予備校に通ってたか、NMBを続けたか。でも、予備校に行ってたかも」と回答。「ここからが大変」という声に、「(厳しさを)全部はわかれてないけど、近くにいる家族が実際、コロナ患者を担当してるので。大体はわかってるのかなと。私も甘い気持ちで選択してる訳じゃないです」と告白した。

 そして「これだけ言ったからにはしっかり勉強して、国家試験に受からないと。落ちちゃうと恥ずかしい。中2からNMBに入って勉強は劣ってるので、ここから必死に頑張ります」と自身に言い聞かせるように続けた。

 2016年加入で同期の5期生メンバーや卒業発表済みの東由樹(24)らには事前に伝えたという。卒業時期は未定ながら、卒業コンサート実現を希望。「NMBで一番楽しかった思い出」は「決められない」としつつ、今年については8月発売シングル「だってだってだって」の梅山恋和(17)とのダブルセンターを挙げた。

 また、卒業までにシングルが発売された場合の自身のセンターには否定的で「芸能界も去っちゃうので、記念にしかならないのはもったいない。(発売の)機会があるなら、誰かをセンターにしてNMBが注目されて欲しいと思う」とグループの“未来”を思った。

 今月卒業した吉田朱里(24)から発表後から忙しいと助言されたという山本は「卒業は寂しいことだけど、それまでに(皆さんを)笑顔にできる活動をたくさんしたい」と誓った。

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