立憲民主党の蓮舫参議院議員が２３日、ツイッターに新規投稿。加藤勝信官房長官がこの日の会見で、新型コロナウイルス変異種が確認された英国から日本への今月の入国者数は「１日平均約１５０人」と説明し、２１日のＴＢＳ系番組で「１日１人か２人」とした菅義偉首相の発言を事実上訂正したことを受け、「こうした情報管理で感染症対策の指揮を取れるのでしょうか」と苦言を呈した。

　蓮舫氏は「菅総理がメディアで嘘」と切り出し、「『日本に入って来る方は日本人で英国に住んでいる方とか１日１人か２人だそうだ』昨日の野党ヒアリングで明らかになったことを加藤官房長官が言及」と説明。「だれがこんな間違った情報を総理に。こうした情報管理で感染症対策の指揮を取れるのでしょうか」と指摘した。

　さらに、蓮舫氏は連続投稿。「総理のテレビ出演となると、最新のデータと感染症関連の資料を秘書官が総理に説明するはずです。しかも収録時には立ち合って総理発言の確認を行い、仮に言い間違いがあれば局側に再収録かテロップ修正を要請しなければいけない立場です」と検証した上で、「なぜ、野党ヒアリングで指摘されるまで修正しなかったのか」と疑問を呈した。

　加藤官房長官は英国から日本への入国者数について１２月は１日平均約１５０人で、このうち日本人が１４０人であることを明らかにしたが、菅首相は番組内で「日本に入って来る方は日本人で英国に住んでいる方とか１日１人か２人だそうだ」と述べていた。