リンゴ・スター 新作EPを来年3・19リリース「平和と愛をみんなに願う」

 リンゴ・スターの新作EP「Zoom In」
リンゴ・スターの先行シングル「ヒアズ・トゥ・ザ・ナイト」
2枚

 元ビートルズのリンゴ・スター(80)の新作EP「Zoom In」が来年3月19日にリリースされることが17日、発表された。オールスターが参加したシングル「ヒアズ・トゥ・ザ・ナイト」が配信で先行リリースされている。

 EPは4~10月にリンゴのホームスタジオでレコーディングされた。

 ヒットメーカーのダイアン・ウォーレンが書いた「ヒアズ・トゥ・ザ・ナイト」には、ゲスト歌手としてポール・マッカートニー(ビートルズ)、ジョー・ウォルシュ(ジェイムズ・ギャング、イーグルス)、コリーヌ・ベイリー・レイ、ベン・ハーパー、デイヴ・グロール(ニルヴァーナ、フー・ファイターズ)、シェリル・クロウ、クリス・ステイプルトン、スティーヴ・ルカサー(TOTO)、ジェニー・ルイス、レニー・クラヴィッツ、エリック・バートン、ヨーラ、フィニアスらが参加している。

 リンゴは同曲について「ダイアンからこの曲を聴かされたとき、僕はその気持ちが気に入った」、「これはみんなが一緒に歌いたくなる曲で、それに大勢の素晴らしいミュージシャンたちが参加してくれたのは、本当に素晴らしいことだった。何とか年が明ける前にリリースしたいと思ったのは、この曲がとても困難だった1年を終えるのにふさわしい曲だと思えたからだ。だから、この曲は僕たちが忘れたい夜と忘れられない友人たちに贈りたいと思っている。そして、2021年の平和と愛をみんなに願っているよ」と語っている。

 本EPで、リンゴはパンデミック中にタイトル曲の「ズーム・イン・ズーム・アウト」を書いたジェフ・ゾバー、ギターのロビー・クリーガー(ドアーズ)を含む多くのソングライターやプロデューサーと共作。「ティーチ・ミー・トゥ・タンゴ」を書き、プロデュースしたサム・ホランダーは、ほぼ完成したトラックをリンゴに送り、そこにリンゴはヴォーカルとドラムを追加した。

 また、リンゴはエンジニアのブルース・シュガーと「ウェイティング・フォー・ザ・タイド・トゥ・ターン」を共同で書き、トニー・チェンと彼の幅広いレゲエのルーツを加えた。「ノット・イナフ・ラヴ・イン・ザ・ワールド」は長年のオール・スター・バンドのメンバー、スティーヴ・ルカサーとジョセフ・ウィリアムズによって書かれている。

 リンゴはレコーディングのために、数人ずつのミュージシャンをスタジオに招いた。ネイサン・イースト(ベース)、スティーヴ・ルカサー(ギター)、ブルース・シュガー(シンセ・ギター)、ベンモント・テンチ(ピアノ)、チャーリー・ビシャラット(ヴァイオリン)、ジェイコブ・ブラウン(チェロ)、ジム・コックス(ストリングスとシンセ・ストリングス)らで、あらゆる予防策を講じて制作が進められた。

 「Zoom In」の収録曲は次の通り。

 01.ヒアズ・トゥ・ザ・ナイツ

 02.ズーム・イン・ズーム・アウト

 03.ティーチ・ミー・トゥ・タンゴ

 04.ウェイティング・フォー・ザ・タイド・トゥ・ターン

 05.ノット・イナフ・ラヴ・イン・ザ・ワールド

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