嵐のため「レコ大」特別栄誉賞を新設!活動21年の功績たたえる

 年内で活動を休止する人気グループ・嵐が「第62回 日本レコード大賞」の「特別栄誉賞」を受賞したことが16日、明らかになった。特別栄誉賞は今回、嵐のために作られた新賞。1999年のデビューからアーティストとして数々の金字塔を打ち立ててきた嵐に、音楽界からも最高の“花道”となるご褒美が贈られた形だ。5人は30日に行われる生放送に登場することも決定。嵐がレコード大賞に出演するのは初とあって、パフォーマンスにも注目が集まる。

 1999年のデビューから音楽、バラエティー、CM、ドラマと芸能界の第一線を走り続けた国民的なアイドル・嵐の人気と功績が権威ある「レコード大賞」を動かした。

 日本レコード大賞実行委員会が16日に贈賞を発表したもので、同賞について「長年にわたる活躍で広く大衆の支持を得て、音楽文化の発展に多大な貢献をもたらした方に贈られる」と説明。嵐の21年にわたる活動とその功績をたたえた賞であることを明かした。

 過去61回のレコード大賞に特別栄誉賞という名の賞はなく、今回はいわば嵐のために創設された賞だ。嵐は音楽界において多くの楽曲が売り上げ記録の金字塔を打ち立てただけでなく、CMやドラマなど個々の活動の中でも音楽を広め、音楽の楽しさ、歌の力や絆、希望を訴え続けてきた。それは嵐が国民的スターになるにつれ老若男女に広がっている。活動休止前のラスト年となった今年は世界がコロナ禍に襲われたが、5人は国立競技場ライブなどで暗くなりがちな日本を励まし続けた。

 レコード大賞もコロナ禍でスタイルを一新した。「アルバム賞」「作詞賞」「作曲賞」など多くの賞を選出せず、賞の数を大きくしぼった。一方で、BTSが受賞した「特別国際音楽賞」が新設されたほか、デビュー前だったNiziUや「鬼滅の刃」が「特別賞」に選ばれるなど、時代の趨勢(すうせい)や国民の声を鑑みた柔軟な選定を行った。

 30日にはレコード大賞と最優秀新人賞が決まり、嵐を含む各賞の発表が東京・新国立劇場で、無観客で開催され、TBS系「第62回輝く!日本レコード大賞」(後5・30)として生放送される。

 嵐は21年の活動史上で、レコ大に出演するのは初。昨年7月に亡くなった恩師・ジャニー喜多川前社長が「特別音楽文化賞」を受賞したステージで、何を歌うのか、どんなパフォーマンスを見せるのか。そして、活動休止直前、視聴者に何をメッセージするのか。日本中の注目が集まりそうだ。

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