渋谷天外、9月に背骨を圧迫骨折していた 完治前に「おちょやん」撮影

会見出席した渋谷天外(右)と藤山扇治郎=大阪市内
会見出席した渋谷天外(右)と藤山扇治郎=大阪市内
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 松竹新喜劇の渋谷天外(66)が10日、大阪市内で行われた京都・南座「初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演」(1月1日初日)の会見に出席。コロナ禍で10カ月ぶりとなる舞台出演をPRした天外は、9月24日に和歌山の自宅で酔って階段から転倒し、背中を圧迫骨折していたことを明かした。

 放送中のNHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演する天外。9月上旬の京都と10月の大阪放送局での同作撮影の合間に負傷したという。幸いにも入院は免れたが、しばらくコルセットを着用。10月の収録は痛みが残ったままの状態だったという。

 完治を明かした天外は「漫才師の方(トレンディエンジェル・斎藤司)が尻もちをついてなったのと同じ」といい、「1カ月たたないうちにフーッと(痛みが)消えた。これはいけるなと」と振り返った。

 父(2代目渋谷天外)の前妻である浪花千栄子さんがモデルのヒロイン・竹井千代を女優・杉咲花(23)が演じる「おちょやん」について、「紙面などで松竹新喜劇の名前が広がってる。ありがたい」と思いを口にした。

 また、天外は、杉咲に対して「とってもお芝居がうまい。私の出演しているシーンはセリフがあってないようなシーンになってる。アドリブが利く人。現場の雰囲気を盛り上げる力がある」と絶賛した。

 この日は同じく「初笑い!-」が10カ月ぶりの舞台となる藤山扇治郎(33)と、ひと足早い“書き初め”に挑戦。来年への思いを「一」としたためた天外は、「今までのことは今までのこととして、もういっぺんはじめから。訳分からん病気(コロナ)がはやってるけど、病気のことも考え直して、明るく一から始めたい」と明かしていた。

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