玉三郎、コロナ禍の正月公演 上演時は「この状況を忘れてもらいたい」

 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(70)が20日、京都市内で大阪松竹座「初春特別舞踊公演」(1月2日初日)の取材会を行った。

 コロナ禍で迎える1月公演は、通常の半数となる532席で行われる。正月の華やかさを演出するべく、打ち掛けを披露する予定とした玉三郎は「幕が開くからには、(上演時は)この状況を忘れてもらいたい」と強い思いを明かした。

 8月から再開された東京・歌舞伎座に9・10月と出演した玉三郎は、口上で「新型コロナウイルス」については一切、口にしなかったという。「コロナの話題はテレビをつければ朝から晩まで。私生活でもそういう状態。(劇場では)お客さまに(コロナが)よぎらないようにと考えて」と真剣な表情で語った。

 自身は感染の不安はないという。「最大を尽くしている。(コロナに)なったら運命。不安を考えながら舞台は務められない」ときっぱり言い切った。「この状況下で来てくださるお客さまの情熱に応えないといけないと切実に考える」という玉三郎。舞台人として、「(上演中は)忘れていただくのが第一」と改めて力を込めた。

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