バイデン発言にブラジル大統領敵意をむき出し「火薬を持たなくては」

 ブラジルのボルソナロ大統領は10日、バイデン氏が、アマゾンの森林破壊でブラジルを批判したことを念頭に「外交だけでは足りない。言葉(での交渉)が尽きれば火薬(武器)を持たなくてはいけない」などと敵意を示した。同国メディアが報じた。

 ボルソナロ氏はかねてトランプ大統領を熱烈に支持しており、経済を優先しコロナ対策を軽視するなど、政策にも共通点が多く「南米のトランプ」と呼ばれる。バイデン氏に祝意を述べていない。

 バイデン氏が大統領選の9月の討論会で、アマゾンの森林破壊対策で国際社会から集めた資金をブラジルに提供できると提案し、受け入れないなら経済的悪影響を招くと発言したことに反発していた。

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