小沢一郎氏、学術会議の人事調整「適法」に危惧「そのうち批判者の摘発まで適法に?」

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が11日、公式ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が10日の衆院本会議で、日本学術会議の会員任命拒否問題を巡り、同会議と政府の間で2017年に行われた人事の事前調整は「適法」との考えを強調したことを受け、「そのうち批判者の摘発までも適法と判断されるのではないか」と危惧した。

 小沢氏は「総理と官邸の行為は何でも適法とされてしまう恐ろしい国へ」と切り出し、「そのうち批判者の摘発までも全て公共の福祉に基づくもので適法と判断されるのではないか」と指摘した。

 その上で、小沢氏は「安倍前政権以降、この国は急激に『いつか来た道』を歩んでいる。我々が過去に学ばなければ、待っているのは国の破滅である」と戦前の歴史を踏まえて危機感を示した。

 菅首相は、17年の会員人事に関し、政府との事前調整があっても推薦自体を学術会議が実施していれば問題ないとの立場を示した。「事前調整」を明言した菅首相の国会答弁に対し、当時の学術会議会長だった大西隆氏は会員候補の選考過程の説明だったと反論。認識の差が浮き彫りになっている。

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