羽生善治九段が体調不良で入院 あすの竜王戦が延期に「多大なご迷惑を…深くお詫び」

 日本将棋連盟は11、12、13日に予定されていた第33期竜王戦七番勝負第4局(福島県福島市)について、挑戦者の羽生善治九段が体調不良を訴え入院となったため、延期すると発表した。

 将棋連盟公式HPによると、羽生九段は7、8日に行われた京都市・仁和寺での第3局終了後、都内の自宅に帰宅した9日夜に38・9度の発熱があり病院へ。10日、11日と診察、治療を受けたが熱が下がらず入院となった。

 新型コロナウイルスのPCR検査、インフルエンザともに陰性だった。

 羽生九段は連盟を通じ「この度は私自身の体調管理の不行届により、竜王戦の対局延期の事態を招き、豊島竜王、主催者、特別協賛、協賛の各社、対局場の設営にご尽力頂いている関係者の皆様、多くの将棋ファンの皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまい、深くお詫び申し上げます。しっかりと療養をして一刻も早く万全の態勢で将棋をさせるように最善を尽くします。誠に申し訳ありません」とのコメントを発表した。

 この延期を受け、今後は26日、27日に鹿児島県指宿市で予定されている第5局を第4局として続行。第5局は12月5、6日の神奈川県箱根町、第6局は12月16、17日で山形県天童市となる。第7局は後日発表。竜王戦はここまで豊島将之竜王の2勝1敗となっている。

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