ポール・マッカートニー ニューアルバム「マッカートニー3」12・11発売

ニューアルバム「マッカートニー3」を12月11日にリリースするポール・マッカートニー(C)Mary McCartney
ポール・マッカートニーが12月11日にリリースする「マッカートニー3」
ニューアルバム「マッカートニー3」を12月11日にリリースするポール・マッカートニー(C)Mary McCartney
3枚

 元ビートルズのポール・マッカートニーが22日、ソロアルバム「マッカートニー」のリリースから50周年にあたる今年、ニューアルバム「マッカートニー3」を12月11日に発売することを発表した。

 ポールは今年、アルバム発売を予定していなかったが、「Rockdown」(ロックダウンとロックができないことをかけている)で隔離されている状態で、既にできていた音楽的な草案を整理して、幅広いジャンルに及ぶ新たな音楽を作り始めた。

 一人で曲を書き、一人で全ての楽器を演奏してレコーディングした1970年の「マッカートニー」、80年リリースの「マッカートニー2」の伝統にのっとり、「マッカートニー3」も文字通りのソロ作業で作られたセルフプロデュースの素朴な作品群からなる。

 ほとんどでポールがギター、もしくはピアノを弾きながら生で歌った録音に、ベースやドラムをオーバーダビング。71年のウイングスのセッションで使用されたものや、ビル・ブラック(エルヴィス・プレスリーのオリジナル・トリオのメンバー)のダブルベース、ポールの代名詞であるヘフナーのバイオリンベース、ビートルズのレコーディングでも使われたアビイ・ロードスタジオのメロトロンなどのヴィンテージ楽器が使われている。

 このプロセスは、ポールが90年代初めに作りながらも未発表曲となった「When Winter Comes」(ジョージ・マーティンとの共同プロデュース曲)でひらめいた方法だった。

 ポールはこの曲に新たな旋律をつけ、「Long Tailed Winter Bird」としてアルバムのオープニングに置いた。「When Winter Comes」は、2020年バージョンの「Winter Bird」というイントロをつけて、アルバムのフィナーレに据えた。

 魂を見つける旅や、物思いにふけるような曲など、バラエティーに富んだ今作について、ポールは次のように語っている。

 「僕はロックダウンの時期を自分の農場で家族と過ごしていた。毎日自分のスタジオに通っていた。映画音楽の仕事を少ししなければならなかったんだけど、それがオープニングで使われることになった。それが終わった後で、さあ何をやろうか?と考えた。何年も前に少しだけやりかけた曲がいくつかあったけれど、いつも時間がなくなって半分くらいのところで終わっていた。だから、そういう曲にはどういうものがあったのかを思い出していった。そして毎日、その曲を元々書いた楽器でレコーディングを始めて、だんだんと楽器を足していった。とても楽しかったよ。仕事のために曲を書くのではなく、自分のために曲を作っている感じだった。というわけでやりたかったことをやったんだ。それがアルバムになるとは思ってもみなかった」

 「マッカートニー」、「マッカートニー2」の写真が今は亡き妻リンダ・マッカートニーによるものだったことを踏まえ、今作の写真も娘のメアリー・マッカートニーの写真がメインで、おいのソニー・マッカートニーの写真や、ポールのセルフィーも使われている。ジャケットと文字のデザインは米国のアーティスト、エド・ルシェが手がけた。

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