橋下氏、学術会議は「政治介入」 持っているのは任命権でなく推薦権

 橋下徹弁護士が11日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、菅義偉首相が新会員候補者6人の任命を拒否した「日本学術会議」の政治介入についてコメントした。

 橋下氏は「勘違いしているのは、学術会議が持っているのはあくまでも推薦権なんですよ。推薦をして総理が任命拒絶できないんだったら、これは学術会議が任命権を持ってるのに等しいんですよ。それは学術会議が、ある意味政治に介入してること」と解説した。政府機関である学術会議のメンバー構成を、バランスの取れたものにできるかどうかは「学者が判断できる話ではない」と断言。研究についての判断を下す「学者の領域」と、組織を運営する「政治の領域」の役割分担をしっかりすることの重要性を説いた。

 政府は1983年の参院文教委員会で、学術会議メンバーの任命について「形式的任命にすぎない」と答弁している。

 これに対して、橋下氏から見解を求められた立憲民主党の今井雅人氏は「『(任命)拒否権がない』と言っているわけではなくて、昭和58年(1983年)の(答弁)がまだ生きてると思っている。政府としては『(拒否権が)ない』という立場で答弁していたのですから、もし『ある』なら、議論し直せばいい」と明言を避けた。

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