次期朝ドラヒロイン・杉咲花、17歳役の和装ビジュアル公開

次期NHK連続テレビ小説「おちょやん」でヒロイン・千代を演じる杉咲花
NHK連続テレビ小説「おちょやん」の大阪・道頓堀のセット
2枚

 11月30日スタートのNHK連続テレビ小説「おちょやん」(総合、前8・00など)でヒロイン・千代を演じる女優・杉咲花(22)の劇中のビジュアルが17日、公開された。

 今作は上方女優の浪花千栄子さんがモデルで、女優の道を生き抜いて『大阪のお母さん』と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語。大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀で芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指す。

 9月上旬の撮影では、真夏さながらの強い日ざしが照りつける中、17歳となった千代が道頓堀の芝居茶屋でお茶子として働くシーンが収録された。京都の撮影所の広大な屋外スペースに、およそ100年前の道頓堀をオープンセットとして再現。実在した劇場がモチーフになっている鶴亀座やえびす座といった芝居小屋をはじめ、道頓堀に軒を連ねる芝居茶屋や飲食店などの店舗が作り出された。

 杉咲は、茜色の着物に黄色の帯、わさび色の前掛けを身につけ、頭は日本髪というたたずまい。活気あふれる道頓堀の町を、座布団を抱えた千代が駆け抜けていくシーンに挑み、スタッフの指示にもハツラツとした笑顔で応えた。

 杉咲は、道頓堀オープンセットロケについて「歩く人たちみんなの表情が生き生きとして見えたのは、色とりどりの旗や暖簾(のれん)がうれしそうに踊るエネルギッシュな道頓堀のセットに入っただけで、力強いパワーを受け取ることができるからなのだろうなと感じました」と思いを明かした。

 そして、「私自身もその一人で、セットに入るといつも、活気のある道頓堀に置いていかれないように、しゃんと立って、がしがし歩くぞ!という気持ちにさせられています。きっとドラマを観てくださる方々にも、道頓堀という町から、そこを歩く人々の姿から、パワーを受け取っていただくことができるのではないかと思っています!」と前向きにコメントした。

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