紅白歌合戦は史上初の無観客で NHK前田会長…「密になることを避ける」
NHKの定例会長会見が10日、東京・渋谷の同局で行われ、前田晃伸会長は今年の大みそかの紅白歌合戦について、新型コロナウイルス感染拡大防止を最優先するため、無観客で行うことを明らかにした。紅白歌合戦が無観客開催となるのは史上初。放送時間は午後7時30分から午後11時45分までで、従来通り生放送する。
前田会長は「今年で71回目となります紅白歌合戦は、無観客で行うことと致しました」と発表。「出演者・スタッフが密になるのを避けるなどの対策を徹底していきたい。感染防止と併せ、演出など色々と工夫し、新しいスタイルの紅白を考えていきたい」と話した。
制作部の担当者は、演出方法について「無観客であることを逆手に取り、そこから生まれたスペースを有効利用して新しいスタイルの紅白を見せていきたい」と説明。出演者の数などは現時点では決まっていないとした。