菅田将暉&カンヌグランプリ受賞監督 初コラボ 最新作PR特別映像で菅田がポエム朗読

 菅田将暉
 グザヴィエ・ドラン監督
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 俳優・菅田将暉(27)が、あこがれの存在に挙げているカナダ出身の映画監督グザヴィエ・ドラン氏(31)と初コラボすることが8日、分かった。ドラン監督の最新作「マティアス&マキシム」(25日公開)の、PRのために制作された特別映像で、菅田がポエムの朗読を担当。青年同士の青春ラブストーリーに、“イケメンボイス”で花を添えた。

 4歳しか年齢が離れていないカナダの“若き巨匠”の才能が、日本のトップ俳優の琴線に触れた。ドラン監督はまだ20代だった2016年に、「たかが世界の終わり」でカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞。それ以前から菅田は、ドラン監督の感性に衝撃を受けていることを、インタビューなどで度々語っていた。

 ドラン監督は最新作で、主人公のひとりであるマキシムを演じて、他にも脚本、編集、衣装、プロデュースをこなした。幼なじみのマティアスとマキシムが、映画撮影で男同士のキスを交わしたことがきっかけで、お互いに秘めていた思いに気付く-というストーリー。昨年のカンヌでコンペティション部門に出品された。

 菅田のドラン監督に対するリスペクトを知っていた日本のスタッフが、特別映像での朗読役に指名した。作品をチェックした上で、菅田はオファーを快諾。主役2人の目線からの本編映像をつなぎ合わせた予告編で、声のみの出演だが、詩人・最果タヒ氏が書き下ろした「傷痕」を、切なくも温かい声で読み上げた。公式サイトなどで9日から公開される。

 「傷みに耐えられる心など、ある筈もなく、果てしなく痛々しい、でもその姿が最高に美しい、人間には愛がある、そう教えられた気がします」。憧憬(しょうけい)の的である監督との初コラボから、菅田は同世代の映画人として刺激を受けていた。

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