「みっちゃん、亡くなったの?」渡さんの故郷淡路島に悲しみ広がる

 故渡哲也さんの御神燈籠=兵庫県淡路市の石屋神社
 かつて渡瀬家の墓があった高雄山観音寺=兵庫県淡路市
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 俳優・渡哲也(わたり・てつや、本名・渡瀬道彦=わたせ・みちひこ)さん(享年78)が10日に死去していたことが判明し一夜明けた15日、渡さんが生まれ育った出身地の淡路市では悲しみが広がった。

 かつて渡瀬家の墓があり、2000年2月に渡さんが法名「萬修院泰然自道居士」を授かった高雄山観音寺では関係者が取材に対応し、数年前に墓は東京に移されたと明かした。渡さんが最後に訪れたのは墓の移動時で、「お世話になりました」とあいさつされたという。人気俳優で騒ぎになるため、昔の墓参はこっそりと友人の車で訪れていたと明かした。

 また、渡さんの「御神燈籠」がある石屋(いわや)神社では、1992年に死去した宮司で夫の玉井清允さんが渡さんと小学校の同級生だったという玉井文子宮司(74)が取材に応じた。

 玉井宮司は「夫は、自分はわんぱくで道彦さん(渡さん)はおとなしかったと言っていました。育ちが良くて、かわいらしかったと」と伝え聞いた幼少期の渡さんについて明かした。「(燈籠が置かれた)竣工祭にはスケジュールの都合でお越しにならなかったけど、のちに役所にいらしたときに私もお会いしました。(訃報は)残念ですね。淡路(の人間)はみんなファンですから」と話した。

 市内の80代女性は「みっちゃん、亡くなったの?ああ、そう。残念やね」と訃報に驚いた。「小さいときから知ってるから。(弟の故渡瀬恒彦さんと)2人でウチの家の前まで毎日、走ってきてた。2人ともかわいらしかった。上品でね。お母さんがきれいでね。私は(実家の)洋品店にもよう行ってた」と思い出を明かした。

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