関ジャニ安田 写真集で伝える「生と死」 アイドルと一線画した作品が完成

 関ジャニ∞・安田章大(35)が、「安田章大写真集 LIFE IS」(マガジンハウス刊、撮影・岡田敦)を9月24日に発売することが13日、分かった。これまでのアイドルの写真集とは一線を画すアーティスティックな作品で、テーマは生と死の輪廻。2017年2月に脳腫瘍のひとつである「髄膜腫」の手術を受けた安田が、病を通し芽生えた思いを、1冊に表現した。

 契機となったのは、3年前の闘病生活だった。一度は死を覚悟した安田。同時に生のありがたさも肌で感じた。そして、術後、また再び踊ったり歌ったりできるのかという苦悩や葛藤を抱えながら仕事に復帰。今でも手術の後遺症と向き合いながら、力いっぱい生きている。

 その体験に対して、安田は自ら発信していくことを選んだ。「経験したことを赤裸々に見せることも、大切なんじゃないのか。ラッキーなことに、届けられる仕事をしている。だったら、届けないでどうする」。かねてファンだった写真家・岡田氏にオファーし今作品の誕生につながった。

 ロケは今年2月、極寒の北海道・根室で雪の舞う中で敢行。美しい雄大な自然の中で、今を生きる等身大の自分を映し出した。ありのままを届けたいという安田の思いから、手術前後の病室での自身の姿なども収録されている。

 自身の世界観が込められた1冊に、安田は「命のこと、輪廻のこと、読み手によっては語れば語るほど押しつけがましくなるものだと感じています。ただ、経験値は独り占めしておくものではない、共有し共鳴してこそ意味がある。伝えたい信念は全て写真集の中に詰めました」と思いを口にした。

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