岡田健史&南沙良、コロナ禍の高校生役に挑戦 NHKショートドラマ
俳優・岡田健史(21)と女優・南沙良(18)が、コロナ禍で夏の甲子園出場と夏フェス参加を奪われた高校生の男女の出会いを描いたNHKのショートドラマ「これっきりサマー」(関西地区は連続5話で17~21日、後8・42。全国は10分まとめ版で22日、後1・50)に出演することが4日、分かった。同局が発表した。制作は大阪放送局。
岡田演じる高校球児の薫は、夏の甲子園大会が中止になり、町中から同情されている。うんざりしているところに、南演じるロックが大好きな同級生の香が現れる。夏フェス中止に落ち込む香。会話を交わし始めた2人だが、常に「ソーシャルディスタンス」を保ち、マスクに阻まれている。やがて、甲子園と夏フェス、それぞれにかける相手の本当の思いに気づく。
自身も芸能界入り前は甲子園を目指していたという岡田は「2020年の全高校野球児の姿を具現化できるように、自分の記憶、そして今、目の前で起きている事実を拾って精一杯演じきりました。この作品が2020年という時代を胸に刻み、後世に語り継がれるひとつの原動力となる作品になりますように」と思いを明かした。
南は「実際にマスクを着用し距離感を守りながら臨むお芝居は初めてでしたので新鮮に感じました。皆さん、以前より自宅にいることが増えていると思います。こういう時だからこそ、ご覧になった方が、少しでも明るく晴れやかな気持ちになってくだされば、と思います」とコメントした。
ほかに一木美貴子、村上ショージが出演する。なお、関西地区の1~3話は2分、4・5話は3分の放送。さらに、関西では29日午後6時35分から10分まとめ版、30日午前11時から15分特別版が放送される。