石原プロ、58年の歴史に幕…渡哲也はフリーへ 「松竹梅」のCMは今後も継続
昭和の大スター・石原裕次郎さんが1963年に設立した「石原プロモーション」が17日、来年1月16日をもって解散することを発表した。業務を版権管理事業に縮小し、渡哲也(78)、舘ひろし(70)ら所属俳優のマネジメントは終了する。裕次郎さんの34回目の命日にあたるこの日、妻で同プロの会長を務める石原まき子さん(86)が、裕次郎さんの「遺言」を果たす経緯を関係各所に書面で報告した。「石原プロ」は58年の歴史に幕を下ろす。
「石原プロ」の相談取締役も務める渡哲也(78)は、今後、フリーでの俳優活動の道を選択肢としていくものとみられる。近年は呼吸器疾患の療養を続けており、昨年の裕次郎さんの三十三回忌も手紙でメッセージを寄せたが、裕次郎さんから引き継ぎ88年から出演している宝酒造「松竹梅」のCMでは、昨年も元気な姿を見せている。
関係者によると、同CMは、来年9月まで契約を結んでおり、今後も継続して出演する。