小池都知事「東京アラート」改訂公表 数値基準設けず総合判断

 東京都の小池百合子知事は30日、臨時の記者会見を開き、従来の「東京アラート」を改定して新型コロナウイルスの感染状況や医療態勢を伝える新しい指標の7項目を公表した。東京アラートの指標項目を多く踏襲するが、医療が十分提供できる態勢かどうかに軸足を置く。数値的な基準を設定していない。

 新たな指標は(1)新規陽性者数(2)救急への発熱相談件数(3)感染経路不明者の数と増加比(4)検査人数と陽性率(5)救急による搬送先の選定が20分以上決まらないなどの事例数(6)入院患者数(7)重症患者数。

 小池氏は数値での基準を示さなかった理由を「どの数字まで行けばスイッチをオンにするということではなく、全体像をつかまないといけない」と説明。新指標は7月上旬を試行期間とし、その後本格運用に移る。

 都内の感染者は5月25日の緊急事態宣言解除後の1カ月余りで約千人に上るが、若年層が目立つ。30日は新たに54人が報告されるなど5日連続で50人以上となっている。

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