歌手で俳優の吉川晃司（５４）が地上波連続ドラマで初主演を務めるカンテレ・フジ系「探偵・由利麟太郎」（火曜、後９・００）に、女優・柳ゆり菜（２６）がゲスト出演する。

　２３日放送の第２話「憑かれた女」に、京都祇園のクラブ「マダム・シルク」のホステス・神崎美沙子役で登場。水上京香演じる同じ店で働くホステス・吉岡エマを強く敵視しいじめる役だ。

　えたいの知れない“黒い影”に襲われ、心を病み意味不明の言動を繰り返すエマを激しく罵倒し、ドロドロとした愛憎劇を展開。ある日、何者かに腕を切断された美沙子の遺体が発見されるというストーリー。

　横溝正史原作のホラーミステリーに、柳は「ただ怖いだけではなくて、ゾワっと下から這い上がっていくような摩訶不思議な怖さがある作品だと思います」と話す。性格のきつい女の子の役が多いといい「その中でも上位に入るくらいきつい女の子でした。どう演じようかと最初はとても悩みました」と振り返った。

　「探偵・由利麟太郎」は、６月１６日から５週連続放送。初回放送後、ネット上で「吉川晃司」の名前がＳＮＳでトレンド入りするなど注目を集めている。柳は「由利麟太郎作品の中でも、特に怖い回だと監督にうかがいました。恐ろしいシーンも不思議なシーンも多いお話だと思います。ぞくぞくしながら、でもどんどん引き込まれていく内容。ミステリーを楽しんでいただけるドラマだと思うので、ぜひ期待してご覧ください」と呼びかけた。