都知事選スタート 山本太郎氏、安倍首相&小池都知事のコロナ対応バッサリ

 東京都知事選が18日告示され、7月5日の投開票へ選挙戦がスタートした。立候補を届け出たのは無所属現職の小池百合子氏(67)、れいわ新選組の山本太郎代表(45)、無所属の元日弁連会長宇都宮健児氏(73)、元熊本県副知事小野泰輔氏(46)、諸派でNHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)ら過去最多の22人。新型コロナウイルスへの不安が渦巻く中、各陣営は密集回避やオンラインなど感染防止対策を講じた選挙戦を展開していく。

 東京都庁に近い新宿駅南口前で第一声をあげた山本氏は「困っている人たちを底上げするにはこの選挙に出て実行に移すしかないと思った」と出馬経緯を説明。全都民に10万円給付、授業料を1年間免除するなど、総額15兆円のコロナ政策を公約として掲げた。

 30分間に及ぶ演説では、現在の国や都を巡るコロナ対応が不十分であると強調。現職の小池氏については「『密です』とか『ディスタンス』は分かっとるわ、そんなこと。毎日テレビに出るならば、国に対して必要な支援を伝え、声を大きくすることが重要じゃないですか」と“小池批判”を繰り出した。

 安倍政権のコロナ対応にも「やる気がない」と一刀両断。「安倍さんが何をやったって何もやってないに等しい。ゴミみたいなマスクとめちゃくちゃ遅い10万円」と、配布までに時間がかかった“アベノマスク”と特別定額給付金をバッサリ切り捨てる“山本節”を披露。多くの通行人たちが足を止めた。

 来年夏に延期となっている東京五輪・パラリンピックについても「五輪は中止でいい」と持論を展開。世界的にコロナ収束が見えない現状から「感染者が多い国々が入ってきたら水際なんてできない。東京が“コロナを培養するシャーレ”になる」と強い危機感を示した上で「ワクチンができるまでは五輪ができないのは当たり前。責任が持てないとIOCに伝えるべきです。それが開催都市の役割です」と訴えた。

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