大リーグ・ツインズの前田健太投手の妻で、フリーアナウンサーの早穂夫人が７日、インスタグラムを更新。米国で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件に関連し、「私たちの子供の代、孫の代まで考えると、『今』差別を止めなくてはならないんです」と訴えた。

　現在、米国で生活する早穂夫人は「歴史に残るような暴動が起きています」と現状報告したうえで、「日本にいると対岸の火事のように感じている方も多いのではないでしょうか？私も生まれも育ちも日本だし、正直アメリカに住むまでは気にも留めていませんでした」と切り出した。

　実際に起きている人種差別に関する現実を伝え、「日本に住んでいたら信じられないですよね」、「胸が痛みます」などと心境をつづった。また、自身も差別経験にあったことがあるとし、「私たち日本人も海外に行けば『外国人』。だから中には差別をする人もいます。実際に私もこの４年間で、怖いと思ったり、嫌な気持ちになることもありました」と振り返った。

　長文でメッセージを伝えた早穂夫人は「まず、第一歩として、少しでも多くの人がこの事実を『知る』事も大切なことだと感じています」と考えを記し、「平和な世の中になることを切に願います」と思いを込めた。