高須院長 河村名古屋市長に愛知県知事断られる…「やっとれんがね」

 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(75)が2日、名古屋市のホテルで会見し、愛知県の大村秀章知事(60)の解職請求(リコール)のため、政治団体「お辞め下さい大村秀章愛知県知事愛知100万人リコールの会」を設立したことを明かした。高須氏は自身の希望として、河村たかし名古屋市長に知事就任を望むものの、河村市長からは「国政を狙ってるから、知事なんてやっとれんがね」と袖にされたことを明かした。

 高須氏は設立主旨として、芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展」展示による主催者責任を問うことなどとした。税金で行った展示内容がふさわしくないと主張する高須氏は「愛知県民として恥ずかしいことをしてくれる知事は支持できない」とし、新型コロナウイルス流行以前から解職請求運動を考えていたと告白。名古屋市の河村たかし市長とも1日に会談したといい、大村知事に対する考えで「ズレは1つもない」と力説した。

 高須氏は自身が思う知事像について河村市長の名を挙げ、「河村市長に先頭に立っていただいて、知事をやっていただき、大阪のように市長を選ぶといういうのが1番いいと進言した」と語った。しかし、河村市長は「国政を狙ってるから、知事なんてやっとれんがね」と断ったという。

 会見には高須氏に賛同した作家の百田尚樹氏、政治評論家の竹田恒泰氏、ジャーナリスト・有本香氏、武田邦彦中部大特任教授が同席した。出席者5人のうち、高須氏と武田氏が愛知県に在住している。

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