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ナイツ塙 ガラケー芸人がYouTuberに コロナで逆転の発想【前編】

 “スマホじゃない芸人”“ガラケー芸人”としてして知られるお笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(42)が4月にYouTuberデビューした。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出自粛生活が続く中、web会議ツールを使ってインタビュー。試行錯誤のYouTube、コロナ禍で生活はどう変わったのか、など聞いた。

  ◇  ◇

 取材は5月20日。自宅の書斎でパソコンに向かった塙は、おなじみのスーツではなく、グレーのパーカー姿。「いまだにガラケーでございます」とカナブン色?にも似た蛍光系緑の折りたたみ式携帯電話を取り出して見せてくれた。

 「いまだに3Gですんで(笑)。4Gを体験しないまま、5Gになってしまいました」。

 5、6年前に購入した愛用のガラケー。周囲では今や、サンドウイッチマンぐらいしか“ガラケー芸人”はいなくなったという。それでも持ち続ける理由を聞くと、スマホにはない凹凸のある画面の感触、サイズ感、さらに「あと、安定してる…速度が(笑)。Wi-Fiとかじゃないので、速度が安定してる。固まらない」と説明。「固まらない?」にキョトンとしていると、「固まらないですよ、ネット自体がまず見れませんから」とニヤリと笑った。

 ガラケーは2024年に使えなくなる。「まあ、あと4年間の我慢というか。そんなに思ったより不自由してない、ってのが理由です。最後までいきたいですけどねー(笑)。いっそのこと、来年までで終了してくれれば、こっちも気持ちが切り替えられるんですけど、(今スマホにしちゃうと)負けた気がするんで、こっちも(笑)」。

 YouTuberデビューのきっかけは、今年1月。もともと興味はあったが、出演するテレビ朝日系ドラマ「警視庁・捜査一課長」(木曜、後8・00)の池澤辰也監督らと飲んだ時に盛り上がり、一気に話が進んだ。当初は、漫才協会の「師匠」ら様々な人とのコラボを考えていたが、コロナ禍で困難に。逆にその苦境が、1人で何役も演じ分ける「自宅撮影ドラマ『H~愛すべき棒がいて~』」(※「M 愛すべき人がいて」のパロディ)や1人芝居などを生んだ。

 「最初は人に撮影してもらってたんですけど、コロナになってからは、子供の運動会とか撮るデジカメ、あれで(自分で)撮って。それを編集する人に送って、やってもらってます。この1カ月でギガファイル便を覚えましたよ(笑)」。

 テレビでは視聴率、YouTubeでは再生回数が数字として表れる。「再生回数、気になりますよ。毎日見てます。落ち込んでなかったんですよ、初めは、全然。趣味みたいな感じで始めたんで。だけど人間って、ああやって数字に出されると、せっかくだったらもっと上に行きたい、とか思うじゃないですか。そういう風になってからは『なんでこれもっと伸びないんだ』って思うようになってきましたね」。

 家族、子供、食事…など、私生活を公開する動画の再生回数が多い傾向がある。「うち3人、娘がいるから、子供と一緒に飯食うとか、やれば簡単に数字は伸びるんでしょうけど。なんか、どっちかっていうと、そういうのが今、YouTubeにあふれてるじゃないですか。そういうのをフリにして、芸人だから違うことをやる方がいいのかな。僕は漫才もそうですけど、何かを間違えてやってきたので、だから正解あんまりやらない方がいいのかな、と」。試行錯誤しながら、楽しんでいる。

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