黒川検事長“一発退場” 賭け麻雀認めた!辞職願提出「猛省してます」

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下の今月、東京都内で新聞記者らと賭けマージャンをしていた検察ナンバー2、東京高検の黒川弘務検事長(63)が21日、法務省の調査に事実関係を認め、安倍晋三首相に辞表を提出した。検察庁法改正案が猛烈な批判を浴びていた大騒動の最中に、渦中の人がまさかの…。社員が参加していた朝日新聞は調査結果として、頻繁に行われていた“黒川氏マージャン”の1回勝ち負けは「1人当たり数千円から2万円くらいだった」とした。

 「中国みたいに警察が乗り込んでマージャン卓をハンマーでボコボコにすればよかったのに」-。ネット上でこんな揶揄も飛び交う緊急事態宣言下での不祥事。

 黒川氏は21日夕、都内の自宅を出て、検察庁へ。報道陣の問い掛けには応じなかった。庁舎での滞在時間はわずかで約2時間後には無言で自宅に戻った。

 森雅子法相は黒川氏を訓告処分としたと明らかにした。黒川氏は「私の行動は緊張感に欠け、軽率に過ぎるものであり、猛省しています」とのコメントを出した。辞職は22日閣議での承認後、天皇が裁可して認められる。後任に名古屋高検の林真琴検事長(62)らの名前が挙がっている。

 東京高検管内の中堅検事は「組織に貢献してきたのに、晩節を汚した」と残念がる一方、「今後、賭博容疑などで告発が出される可能性が高い」と指摘。検察幹部は「責任と言うなら、黒川氏の定年を延長した官邸や森雅子法相にもある」と不満をあらわにした。

 今後、組織トップの稲田伸夫検事総長(63)の監督責任が問われるとの指摘もあるが、ネット上では安倍首相らの責任を批判する意見が目立ち、検事総長を責めるのは筋違いだとして「#稲田検事総長を守ろう」とのハッシュタグも登場した。

 スクープした週刊文春への「リーク主」分析や、黒川氏マージャンの「レート」に関する投稿などでも盛り上がりをみせている。

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