小沢氏「業の報い」と指摘、弁護士らが「桜」問題で安倍首相への告発状を地検に提出

 国民民主党の小沢一郎衆院議員が21日、公式ツイッターに新規投稿。安倍晋三首相主催の「桜を見る会」前夜に開かれた夕食会で、参加した有権者に飲食代を提供するなどしたとして、全国の弁護士や学者ら約660人がこの日、公選法違反(寄付行為)と政治資金規正法違反の疑いで、首相と後援会幹部の計3人に対する告発状を東京地検に提出したことを受け、「総理自身が行ってきた業の報い」と指摘した。

 小沢氏は「美しい国へ。安倍政権7年の当然といえば当然の結末」と切り出し、「最後は、幼稚に玩具のように権力を弄ぶ罪深き自身の醜態を世界中に晒すこととなった。欲得のため国民に嘘をつき、この裸の王様を支えてきた下僕達も本当に罪深い」と苦言。「全ては、総理自身が行ってきた業の報いであろう」とつづった。

 告発状を提出した弁護士らは「首相が説明責任を果たさず、数の力で真相究明と責任追及が阻まれるという憂うべき状況を打開するため、徹底的な捜査が必要だ」と声明を出した。地検は受理するかどうか検討する。

 夕食会は18年4月、都内のホテルニューオータニで行われ、安倍首相の支援者ら約800人が参加、会費は1人5千円だった。

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