吉村知事、大阪で3000人規模の「抗体検査」実施を発表 市中感染度を調査

 大阪府の吉村洋文知事が15日、大阪府庁で会見。感染拡大した新型コロナウイルスに対し、3000人規模の抗体検査を実施することを発表した。市中感染がどの程度、広がっているのかを確認するためという。

 この日、加藤勝信厚生労働相が、複数自治体の住民を対象に1万人規模の抗体検査を行うとしていたが、吉村知事は「国と協力して、(1つの)地域として大阪を選定していただいた」と明かした。

 吉村知事は、検査の詳細について、大阪府民の約6万人が本登録(仮登録は約10万人)しているという健康アプリ「アスマイル」を活用するとした。今月中に賛同者を募り、年齢層、性別、地域(大阪市内1000人、市外は北部、東部、南部で計2000人)の偏りをなくして、6月に検査するとした。結果は本人に通知するという。

 吉村知事は「市中の感染度合いが分かれば、致死率が分かる。市中への感染が広まっていれば致死率は下がる。一方で市中でほとんど感染が広まってないとなれば、第2波、第3波に強く備える必要が出てくる。我々は集団免疫を備えていないということが証明されるので。市中感染がどのくらい広がっているのかを調査するのは、今後の医療体制、備えとしても重要と思っている」と説明した。

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