吉村知事 大阪モデル「緑」点灯でも気を緩めないで、と訴え
大阪府の吉村洋文知事が8日、ABCテレビの夕方の報道番組「キャスト」に大阪府庁からリモート出演した。緊急事態宣言が5月31日まで延長された中で、大阪府は独自の出口戦略「大阪モデル」を発表し、休業要請の解除などを15日から段階的に判断していくとしている。
大阪モデルの達成度の“見える化”として、通天閣や万博公園の太陽の塔を「緑(基準内)」「黄(注意)」「赤(警戒)」にライトアップし、信号機の色で示すことを発表ずみ。府民に周知を徹底できる一方で、「逆に緑信号で、飲みに行っていい、と気の緩みにつながるのでは?」と心配する声も番組に寄せられた。
この点について吉村知事は「やはり、コロナがなくなるわけじゃないので、緑、っていうのは医療崩壊を防ぐのを何とか保っている、ということですので。コロナがゼロにならない以上、人と人との距離をとるとか、マスクをつけるとか、ご飯を食べる時に向かい合ってぺちゃぺちゃおしゃべりしない、とか。ワクチンや治療薬が開発されるまで、その協力をお願いしたい」と緑信号が灯っても、気を緩めずに警戒を続けてほしい、と訴えた。
