内田樹氏が布マスク問題に苦言「4社と思ったら5社?ビジネスの世界ではありえない」

 「日本辺境論」など数多くの著作で知られる思想家で神戸女学院大名誉教授の内田樹(たつる)氏が27日、ツイッターに新規投稿。新型コロナウイルス対策で妊婦向け配布の布マスクを政府に納入した4社中で非公表になっていた1社について、菅義偉官房長官が同日の会見で「ユースビオ」という社名を公表した上、さらに別の1社の存在も明かしたことを受け「ビジネスの世界ではありえない」と苦言を呈した。

 内田氏は「『発注先4社だと思っていたら5社でした。会社の名前もいくら発注したかも、今までころっと忘れてました。ははは。ひとつご容赦』で済むようなことってビジネスの世界ではありえないでしょう」と揶揄しながら、政府の不可解な対応を指摘した。

 公表された興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社に加え、憶測を呼んでいた残り1社が菅氏から「ユースビオ」(福島市)と公表されると、この社名がツイッターでトレンド入りするなど注目の高さをうかがえた。さらに、この4社に加え、菅氏は「横井定」(名古屋市)も介護用マスクを納入していたと明かした。

 こうした“謎”に包まれた布マスク製造の背景に疑念が高まる中、内田氏の投稿へのリプ欄には「なんでこの政権ってやりたい放題なのだろう。雑なのか?悪意があるのか?」「税金を使っているのだからしっかりと調べてほしいです」といった声が続いた。

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