橋下氏 西村大臣を“公開説教”「歳費2割カットと国民騙すの良くない」「ズレてる」

 元大阪市長の橋下徹弁護士が19日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演。ゲスト出演した、西村康稔新型コロナ法・経済再生担当相に対し、新型コロナウイルス対策を巡る永田町の姿勢を「ズレてる」と指摘し、与野党が国会議員の歳費2割カットを検討していることに「国民だますのは絶対良くない」と批判するなど“公開説教”を行った。

 橋下氏は西村氏に対して「強く言いたいのは、今の国会議員の皆さん、国民感覚からかなりズレてると思います」と提起。感染症対策のために政治が自由市場を止めた以上は、政治が責任を持たないといけないが、「責任を持って補償するという気迫が感じられない」と指摘した。

 「どうもね、政治家の皆さんは、自分たちの給料がほとんど保証されるし、議員会館の賃料は民間なら100万円超えてますし、秘書3人の人件費も税金。こういう環境の中で、国民の今の逼迫した状況を感覚的にとらえていない」と批判した。

 西村氏は与野党で「歳費2割返納」の検討があるとしたうえで「そこは与野党の議論に委ねる」とコロナ対策に注力するとした。

 これに橋下氏は「歳費2割で、国民だますのは絶対良くない。みなさんが受け取るのは(ほかに文通費などもあり年間)5千万から6千万円。2割カットは、(給料)1200万円の2割で、全体の5%か6%のカットにしか過ぎない。これを2割というのは、僕は国民を甘く見ているとしか思えません」と強い口調でただした。

 西村氏は手をあげ「歳費は頂いてます。頂いた分、仕事はしっかりしていると思っている。無駄には使っていません。信託に応えるため全力でやっている。全ての議員がそうだと思う」としたうえで、重ねて、自身はコロナ対策に注力するとした。

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