ジャニーズの支援物資 抗菌マスクは日本の工場 医療用マスクは中国から

 ジャニーズ事務所は18日、「スマイルアッププロジェクト」として、医療従事者に寄付するマスクと防護服の仕入れ先を明らかにした。

 同事務所は公式サイトで、防護服(隔離服)3万3000枚、医療用マスク30万枚については、中国の生産工場から仕入れたことを公表。防護服は4月末、医療用マスクは4月末から順次、提供される見込み。

また、抗菌マスクに関しては、国内アパレル工場で新規生産したものを寄付し、4月末から届けられるとしている。

 事務所が届ける物資は防護服(隔離服)3万3000枚、医療用マスク30万枚、抗菌マスク20万枚。

 現在、同プロジェクトでは所属アーティストの動画などを公式YouTubeなどで公開しているが、今後、展開する有料の映像配信サービスの収益を物資の購入に充てる。

 また同事務所は、物資を提供するに至った経緯なども説明。コロナ禍の中、テレビ番組で日本赤十字社医療センターが危機的状況に陥っていることを知ったのが、きっかけだったと明かした。日赤医療センターは、昨年亡くなった、ジャニーズ事務所の前社長・ジャニー喜多川さんが入院していた病院だった。

 番組では日赤医療センターが早くからコロナ感染患者を受け入れており、4月末には医療用マスクが底をつく状態であることが伝えられていた。「戦う武器がない」という医師の悲痛な訴えもあり、ジャニーズがグループを上げて協力することを決断したという。

 同事務所は「医療従事者の皆様にも守るべき大切なご家族、ご友人が皆様と同様にいらっしゃいます。一人一人がそのことを理解して、行動を変えることにより、危機的な状況を脱することができ、医療従事者の皆様の安全が保たれるということをご理解いただけると幸いでございます」と、日常から感染を避ける行動をとるように呼びかけた。

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