ＮＨＫの定例会見が２日、東京・渋谷の同局で行われ、新型コロナウイルスの感染拡大防止で１日から撮影を休止している大河ドラマ「麒麟がくる」、朝の連続テレビ小説「エール」に主演する長谷川博己、窪田正孝がそれぞれコメントを発表した。収録休止は１２日までの予定。

　長谷川博己「今回の『麒麟がくる』の収録の見合わせは、感染拡大を防ぐためにもやむをえないことと考えます。こうした判断や一人一人の行動が今の状況をよくしていくことと信じています」

　窪田正孝「まずはなにより志村さんともうご一緒できないことが本当に残念でなりません。もう一度志村さんの小山田先生にあいたかったです。心よりお悔やみ申し上げます。今後どうなるかわかりませんが、スタッフ、キャストと本気で作っていく『エール』を最後まで完成させたい。そして皆さんの朝に最後まで『エール』を届けていきたい。１日も早く終息することを祈っています」

　大作曲家・小山田耕三役の志村さんは「エール」（３月３０日スタート）が初めての朝ドラ出演で、昨年１２月から撮影に臨み、３月６日に収録に参加したのが最後となった。５月１日に登場予定。