ＮＨＫは１日、大河ドラマ「麒麟がくる」と連続テレビ小説「エール」の撮影を、同日から１２日まで休止すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大を予防するための措置で、両ドラマともに出演者、スタッフの数が多く、安全対策に限界があると判断した。

　同局は収録の進ちょくの詳細を明かさなかったものの「すぐに放送が休止するということではない」という。東京都が大規模イベントの中止や延期を要請している期間に準じ自主的に休止日程を決めた。なお、現時点で感染の疑いがある関係者はいないという。

　関係者によれば「エール」は１週間前から撮影を休んでいるという。両作品ともスタッフの人数を最小限に減らす対策をとって撮影に臨んでいたが、感染拡大が進み、ストップせざるを得なくなった。