五輪公式映画監督の河瀬直美氏、史上初延期の舞台裏「すべて記録」使命感にじむ

 東京オリンピック公式映画監督の河瀬直美氏が25日、日本テレビ系「スッキリ」に生出演。24日に決まった東京五輪延期の舞台裏を「すべて記録している」と語り、五輪史上初の出来事を記録する責任についても「重大ですが、見つめ続ける」と公式映画監督としての使命を果たすと約束した。

 番組では、24日に急転決まった東京五輪の1年程度延期について特集。河瀬氏は公式映画監督として、東京五輪を記録する大役を担っているが、今回の決定について聞かれると「映画で言うと昨日の発表はまだ序盤なんだなという印象を受けた」とコメント。

 新型コロナウイルスが世界的に拡大して以降、東京五輪についても続行か中止か延期か、それを決定し、発表するのはいつなのか、聖火も日本にやってきて26日には聖火リレーも始まるという状況下で「(組織委員会内部も)数週間前からアップダウンが激しくて…」と内部も相当なドタバタぶりだったと明かし「でもすべて記録しているので」と明かした。

 加藤浩次が「新型コロナの状態を描きながら?」と聞くと、河瀬氏は「もちろんです」とキッパリ。ギリシャで行われる聖火の採火式にも組織委員会の森喜朗会長らとともに行く予定だったというが、飛行機に乗る数時間前に森会長から直接電話があり状況を説明されたという。

 河瀬氏は「つまり、最前線の情報をいただける公式映画として、歴史に残るものを見つめている、目撃者なんだなと思っていて」と神妙に語り、「歴史上初の出来事をどう見つめ、どのような形で迎えるか。教科書に載るのはもちろん、公式映画としてローザンヌに未来永劫残るので、責任は重大ですが見つめ続ける」と、公式映画監督としての使命感をにじませていた。

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