染五郎 初出演・初主演映画で父母の反応…母は「泣いた」

 歌舞伎俳優の市川染五郎(14)が23日、都内で行われた映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」(5月15日公開)の完成報告会にイシグロキョウヘイ監督(39)、女優の杉咲花(24)とともに登場し、映画を見た家族の反応を明かした。

 染五郎はこの作品が映画初出演・初主演で声優にも初挑戦した。俳句以外では思ったことをなかなか口に出せない少年チェリーを演じたが、映像を見た感想を「単純に感動しました」と素直に打ち明けた。父で歌舞伎俳優の松本幸四郎(47)も「1人で試写会に行ってくれたみたいです。『よかったよ』といってくれました。母は『泣いた』と言ってました」と打ち明けた。

 イシグロ監督は染五郎に“白羽の矢”を立てた理由を説明。「かわいい声とは何なのかを考えた。(17歳の)チェリーと同じくらいの年齢の方に声を当ててもらおうと、この映画は松竹さんなので歌舞伎役者の若い方を調べてもらった」と明かした。

 染五郎も候補となっており、イシグロ監督は昨年6月に上演された三谷幸喜氏(58)が作・演出した三谷かぶき「月光露針路日本 風雲児たち」を観劇。「声を聴いた瞬間、チェリーがそこにいたと思った」とすぐさま自身の気持ちを手紙にしたため、オファーしたという。

 染五郎は「本当に不安が一番大きかったけど、三谷さんの歌舞伎を通して成長できた。違う成長の連鎖につながったことがうれしかった」と当時の心境を明かした。ただ、自分の声には「嫌いなんですよ。やるしかないですから」となぜかシニカル。さらに「(自分は)コンプレックスばかりの人間。歌舞伎は舞踊の作品もやるんですけど、足が長いので腰が落ちて見えるんです」と続けた。

 27日に15歳の誕生日を迎えるのを祝福し、スタッフからは大好きなマイケル・ジャクソンのフィギュアを贈られ「部屋に飾りたいと思います」と笑顔を見せた。

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