広瀬すず 日本中に笑顔咲け「温かい気持ち戻れば」初挑戦コメディーで変顔連発

 ろうそくを手に祭壇へ向かう広瀬すず=東京・青山迎賓館(撮影・出月俊成)
 映画のヒット祈願ミサを行った(左から)吉沢亮、広瀬すず、堤真一、浜崎慎治監督
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 女優の広瀬すず(21)が10日、東京・青山迎賓館で行われた主演映画「一度死んでみた」(20日公開)の大ヒット祈願ミサに、共演の吉沢亮(26)、堤真一(55)と出席した。映画界では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期される作品が続出。先行き不透明の中、公開へ踏み切る同作のヒットを祈るとともに、「温かい気持ちが戻れば」と日本に笑顔があふれる日が帰ってくることを願った。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために各地でイベント中止などが相次いでいる。エンターテインメントが窮地に立たされ、心を痛めている広瀬が、映画から笑顔が咲くことを願った。「一度-」がコメディーということもあり、「日本中に温かい気持ちが戻れば良いなと思います」と真剣な思いを吐露。劇中で広瀬が演じる七瀬の父・計役の堤も「複雑な思いはあるけど、1人でも多くの人に見てもらいたい」とアピールした。

 この日は、七瀬がボーカルを務めるデスメタルバンドがライブを「ミサ」と称していることにちなんで、チャペルでのヒット祈願となった。あまり経験のない、厳かな雰囲気で牧師の説教を聞いた広瀬は「アーメン」と映画の成功を祈願した上で「(牧師の)言葉がステキすぎて、劇中で汚い言葉が多かったので反省しました」。まずはコメントで報道陣の笑顔を引き出した。

 「一度-」は、こじらせ女子大生の七瀬が、“2日間だけ死んじゃう薬”を飲んだ父を生き返らせるために奮闘するストーリー。コメディー初挑戦となる広瀬は、劇中で変顔もたっぷり披露しており「あまり見られたくない思いもあって複雑な気分」と乙女心をチラリと見せた。

 ただ、共演者たちは広瀬のコメディエンヌぶりを絶賛。計の秘書・松岡役の吉沢は「面白いですし、ライブシーンは完成度が高い」と観客に笑顔を届けることを保証していた。

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