堀江氏がYouTubeでゴーン氏と対談公開「日本の司法制度の間違い広めて」と提言

 「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏が10日夜、YouTubeを投稿。金融商品取引法違反の罪などで起訴され、中東のレバノンに逃亡した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告と同国の首都ベイルートで対談した様子をアップし、「日本の司法制度がよくないと世界に広めて欲しい」と呼びかけた。

 堀江氏は冒頭、ドバイ経由で16時間かけてベイルートに到着し、知人のレストラン経営者の仲介で今回の対談が実現したと説明。ゴーン氏は堀江氏のことを「タカさん」と呼び、親密な雰囲気の中、日本の司法制度や検察批判を展開した。

 ゴーン氏は自身の逮捕について「日産幹部が私を追い出すために検察官と緊密に協力することで何か月も前から計画された陰謀」と言及。堀江氏も「日産幹部はあなたを排除したかったが、それができなくて検察官に頼ったのがゴーン逮捕のすべて」と同意した。

 堀江氏は自身の逮捕経験も踏まえて「日本の司法制度は最悪だと思う。そのうちの一つは北朝鮮よりもよくない。そのことを世界に広めて欲しい」と呼びかけ、ゴーン氏は「18年間を過ごした日本は素晴らしい国で、日本人はクリエイティブで本当に良い人たちが多いが、人質司法は本当に信じられない。公正な裁判は受けられないとがっかりした。検察官が(司法制度の)ボスになっている」と思いを吐露した。

 堀江氏から「あなたは今回の逮捕で残念ながら有罪となり、5年以上は刑務所に入るだろうと予想していたが、見事に海外逃亡した。これはチャンスだと思う。日本の司法制度が間違っていると、映画などを使って世界に伝えて欲しい」と提言され、ゴーン氏は「本の出版やドキュメンタリーですか?私だけの問題でなく、検察官が99・4%の確率で勝つ裁判の犠牲者たちのためにも伝えていきたい」と宣言した。

 約30分間の対談を終えた堀江氏は「彼も一人の人間なんだなと感じた。そして、偉大なる経営者として冷静でビジネスライクに割り切っている部分も感じた」と評し、併せて新規投稿したツイッターで「ちなみにこの動画のオチは未だにカルロスゴーンさんが日産車を愛しているという話です。熱い男でした」とつづった。

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