東京都の小池百合子知事が上野公園など都立公園での花見自粛を求めたことに対し、元衆院議員でタレントの杉村太蔵が８日、ＴＢＳ系「サンデー・ジャポン」で、裏の思惑を推察した。

　小池都知事は４日、「いわゆる花見の宴会的なことについてはご遠慮いただけないかという、都立公園としての方針にしたいと考えております」と述べた。

　杉村は「日本全国どこでも桜は咲きますよね。じゃあ他の自治体の首長さんが同じような桜を見る会の自粛を要請しているかといったらしてないと」と指摘。

　「じゃあなんで小池さんが…当然オリンピックを控えているってこともあるかもしれませんけど、もし今ボクが都知事だったらってことを考えると、選挙が６月にありますよね。３カ月後ですね。この時に、仮に東京都が武漢のような状態だったら、真っ先に都知事、危機管理能力がない！で、選挙に不利になる。そう考えた時には、ありとあらゆる自粛要請を片っ端からやってた方が、政治家のリスクヘッジにはなりますよね」と、都知事選を見据えた動きではないかと推察した。

　杉村は「選挙向けのパフォーマンスとは言いませんけども、そういった傾向がこれから政治家はどんどん強くなっちゃうんじゃないか。そうすると今度は経済が…」と、懸念を示していた。