俳優・本木雅弘（５４）が７日、ＮＨＫで放送された「土曜スタジオパーク」に生出演。１８年９月に亡くなった義母・樹木希林さん、１９年３月に亡くなった義父・内田裕也さんとの家族写真について秘話を明かした。

　本木は樹木さんの娘で、エッセイストでタレントの内田也哉子と９５年に結婚。長男でモデルのＵＴＡ（２２）、女優の内田伽羅（２０）、まもなく１０歳になる次男・玄兎（げんと）君（９）を授かった。樹木さんとは亡くなるまで十数年、２世帯住宅で共に暮らした。

　樹木さんといえば、裕也さんが中央に座り、本木一家５人と撮影した１枚の家族写真がよく知られている。この写真について本木は、２０１６年のクリスマスの頃に撮影したもので、「特に子供たちは外国の学校に行っていたので、裕也さんと会う機会がすごく少ない。親として、おじいちゃん、おばあちゃんと触れ合う写真が少ないということで、私が望んで、裕也さんを入れた写真を撮ってほしい、と計画した」と自ら希望した１枚だったと明かした。

　「正直言って、もちろん（樹木さんは）全身がんを公表してたんですけども、このころ、裕也さんの方がある意味、よっぽど体調が不安定だったんで。車イスに乗られてて。早く（写真撮影）しないと、（会えなくなってしまうのも）早いかな、とちょっと思った。特に次男の玄兎は触れ合う機会がなかったので、のこしておきたい、と」という思いだったことを説明した。

　「結果的に、これが唯一の、彼（裕也さん）を入れた（写真に）…。これだけなんです」と裕也の右隣に玄兎君、その右に希林さんが立ち、玄兎君の右手を握っている家族写真を見つめていた。