中居正広がジャニーズ事務所を円満退所 個人事務所立ち上げ

 タレントの中居正広(47)が21日、今年3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを発表し、東京・六本木のテレビ朝日本社で会見を行った。報道陣を会場で待ち構える異例の形で会見を開いた中居は、約1時間50分もの“大放談”。独立を決意した経緯を語り、2016年限りで解散したSMAPへの思いや、将来的な再結成の可能性がゼロではないことなどを語り尽くした。中居は4月以降、今月19日に設立したばかりの個人事務所「のんびりな会」で活動を行っていく。

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 グレーのジャケットにブラウンのパンツ姿。無数のフラッシュを浴びた中居は、「3月いっぱいをもちまして退所することになりました」と、34年間所属したジャニーズ事務所から巣立つことを報告した。SMAPや元メンバーのことまで赤裸々に語った。

 昨年5月頃から、ジャニーズ事務所とは独り立ちについて話し合いを重ねてきた。2016年限りでSMAPが解散。ソロ活動を開始したが、どこか意欲を喪失している自分自身がいた。「解散してから、燃え尽きたというか、若い頃のようなギラギラしたものが、わき上がってこなくて。環境を変えることでそういうものが出てくるかもしれないと思った」。決断に至った経緯を率直に明かした。

 退路を断つことに迷いはあった。しかし「解散から3年たって、タイミング的には今かな」と中居。誰にも相談することなく、大きな決断をひとりで下した。木村拓哉(47)や稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)には、20日に全員にメールで独立を伝えたという。「返事が来た、来ないは半分くらいかな。剛は1行ぐらいでした」と苦笑。3人との合流という選択肢はなかったかと聞かれ「『新しい地図』への合流?その選択肢はなかったですね。ひとりでやってみようと」と語った。

 SMAPの再結成を熱望する声は根強い。その可能性について、中居は「1~99%の中にはあると思いますよ。1人でできることではないですし、環境はさまざまですから。話をするにしろ、重ねていかないとできないんじゃないかと思いますけど、100%ありませんよってことはないです」と実現の望みがゼロではないことを口にした。

 また、退所に自身の結婚が関わっているのか、との問いには「ハーッ」と大きなため息。「結婚願望もないですし、無理ですね」と完全否定。独身生活を続けていくことを“宣言”した。

 亡き父の命日でもある今年2月19日に、個人事務所「のんびりな会」を設立。完全独立の形を取るが、当面は、現在のマネージャーが業務窓口となり、活動をサポートしていく。

 「今までは大きな傘の下にいたのが、これからは雨が降っても風が吹いても、自分という傘しかない」と、心なしか神妙な表情をにじませた中居。事務所とファンに感謝の気持ちをにじませつつ、これから進む道に「理想を探しにいく」と前を見据えた。

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