新型コロナ 和歌山病院医師に続き患者も感染 済生会有田病院外来の70代男性
和歌山県は14日、県内の70代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。既に感染が判明している50代の男性外科医が勤める同県湯浅町の済生会有田病院を受診した人で、現在は別の病院の集中治療室(ICU)に入っており重症という。ウイルスにどこで感染したかは不明とした。
県によると、男性は1日におう吐し、5日に発熱。近所の医療機関を経て6日に有田病院の内科を受診し、13日には転院した。受診時には外科医は既に体調を崩して休んでおり、県は2人が別ルートで感染したと推定。「院外で広がっている可能性もある」とした。
有田病院に関係し肺炎の症状がある人は2人の他に、同じ外科の医師と内科を受診した2人の計3人おり、県は検査を急ぐ。相談窓口も設置しており、14日朝から肺炎を疑う人らからの電話が相次いだ。病院は外来診療や面会を取りやめる一方、1月18日から今月13日に受診した人や家族のための接触者外来を設置する。