MX番組担当者、自殺か 迷惑をかけたこと謝罪…メモ残して

 東京MXテレビが昨年放送したバラエティー番組「欲望の塊」の優勝賞品だったランボルギーニ社製高級車が、収録から1年たっても優勝者に届いていない等の問題について、番組制作を担当していた40代男性が、福岡市で死亡しているのが見つかったことが27日、捜査関係者への取材で分かった。状況から自殺とみられる。

 捜査関係者によると、男性の遺体は24日、同市西区に止められた車の中で発見された。男性が書いたとみられる、迷惑をかけたことを謝罪する内容のメモも見つかっており、事件性はないとみられている。MXテレビは「死亡した男性は東京MXの社員ではない。事実関係を確認中」とした。

 「欲望の塊」はホストたちがいす取りや三輪車レースなどのゲームで勝敗を争い、総合優勝すると「2000万円相当のイタリア製スーパーカー『ランボルギーニ』」がもらえるという内容。出場者は番組に参加するため約150万円を支払っていた。

 しかし、優勝したホストの一(はじめ)陸斗さんにランボルギーニは手渡されず、責任者とも音信不通になっていた。陸斗さんは、後に出演したテレビ番組で「(150万円は)ランボルギーニをもらえるための参加費」と説明を受けていたと明かした。

 MXテレビはこの問題について21日、公式サイトで「放送責任は当社にある」と謝罪。外部発注の番組であるとしたが「制作過程のチェックや優勝賞品の受け渡しが完了したのかを確認するべきだった」とおわびした。しかし番組企画会社との連絡は取れていないという。

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