宿泊予約無断キャンセル 親子で8000万円超損害

 宿泊予約サイトを通じて予約したホテルを無断でキャンセルし業務を妨害したとして、京都府警は22日、私電磁的記録不正作出・同供用と業務妨害の疑いで、住所不定の自称自営業岸田治子容疑者(51)と息子の自称会社員治博容疑者(30)を逮捕した。昨年2~10月、無断キャンセルを2200回以上繰り返し、ホテル側に約8160万円の被害を与えたとみられる。

 府警によると、2人は宿泊などで使える約190万円分の「Tポイント」を不正に得て、ホテル暮らしをしていた。宿泊予約サイト「一休.com」と連携する複数のヤフーIDを取得し、偽名や偽の連絡先を入力して全国の宿泊施設を予約。無断キャンセルでも宿泊代金の一部が特典ポイントとして還元されるケースがあり、2人は高ポイント還元を狙って当日予約を繰り返していたという。

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