令和初の福男 驚きの参加理由「青春18きっぷが余っていたから」就活中27歳

 商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社・兵庫県西宮市の西宮神社で10日、門から本殿までの約230メートルを走り抜け、一番に参拝しようという毎年恒例の「開門神事福男選び」があった。

 約5000人が、午前6時の開門を待ち構えた。大阪府堺市の高校教諭黒木(くろぎ)悠輔さん(33)が先頭で本殿に飛び込み、令和最初の「一番福」に。二番福は兵庫県西宮市の高校1年藤本陽紀(はるき)さん(15)、三番福は神奈川県川崎市の無職川畑陽平(27)さんだった。

 黒木さんは大阪府立藤井寺工科高校保健体育科の教諭で、硬式野球部の監督を務めているという。13回目の挑戦で、令和初の福男に輝き「充実した1年を過ごしたい。野球部ではとにかく1勝を目指している。生徒の励みになれば」と、地方大会での初白星を目指す。

 高校で陸上競技部に所属する藤本さんは、100メートル11秒台前半の俊足を生かして二番福をゲット。山県亮太が憧れだといい「福男になれると思っていなかったので、友達に自慢したい。インターハイで活躍できたら」と、さらなる栄冠を目標にする。

 川畑さんは青年海外協力隊として西アフリカのブルキナファソに赴任していたが、治安悪化のため帰国し、現在就職活動中。購入した青春18きっぷが余り、使い切るため福男選び参加を思い立った。

 記者会見で、カメラのフラッシュを無数に浴びた川畑さんは「人生つまづいたので、何かきっかけをつくりたかった。福に縁がない人生だったけど、これからは福を与えられるようにしたい」と、いきなり転がり込んできた福に驚いていた。

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