国母被告、326人もの嘆願書署名 家族、スポンサー、マネジメント会社も…

 米国から大麻を密輸したとして大麻取締法違反などの罪で起訴された元五輪代表のプロスノーボーダー、国母和宏被告(31)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。

 国母被告は起訴事実について「間違いありません」と認めた。検察側から「奧さんから『あなたは大麻に依存している、やめてほしい』と言われていた」と指摘されて、「妻から言われる度に。やめるとは言っていました。ただ日本ではやめて海外に行くと、やっていました」と明かした。

 弁護人からは、国母被告のこれまでの経歴が語られ、スノーボードを始めたきっかけや、五輪などの大会実績も訴えた。また、情状酌量を求めた嘆願書も提出。嘆願書は妻、友人、親戚などの身近な人達に加え、スポンサー、マネジメント事務所関係者など326人もの署名が集まっていた。

 国母被告は「今回の件ですごくたくさんの方に迷惑をかけて、反省しています。もうこのようなことはしません」と反省の弁を述べていた。

 国母被告は2006年トリノ、10年バンクーバーと、2大会連続で冬季五輪に出場。バンクーバー大会では、選手団の公式ウエアのズボンを下げて履く「腰パン」を問題視され、直後の会見では「チッ、うるせーな」「反省してま~す」などの発言で物議を醸した。

 起訴状によると、一昨年12月に知人の男と共謀し、米国から大麻製品約57グラムを隠した国際スピード郵便を都内へ発送、同31日に成田空港に到着させて密輸したとしている。関東信越厚生局麻薬取締部が11月6日に逮捕した。12月3日には保釈保証金300万円を納付して保釈された。

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