歌舞伎役者の尾上菊之助（４２）が３日、東京・半蔵門の国立劇場で「新春歌舞伎公演『通し狂言　菊一座令和仇討』」の開幕前に恒例の鏡開きを行った。

　昨年１２月８日に主演の新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」で花道に落下し、左肘を亀裂骨折。一部公演の休演と演出変更を余儀なくされただけに、この日、冒頭あいさつでステージを一段降りてから「本当に申し訳ありませんでした」と改めて頭を下げた。

　続けて「途中からだいぶ回復しまして（「－ナウシカ」の）千秋楽が終わってから病院に行きましたら、骨も無事にくっついていました。これからじっくりリハビリしていきます」と報告。「どうぞ１年間よろしくお願いします」と晴れやかな表情だった。