いだてんで注目の「富久」 落語監修の菊之丞も感慨「たかが落語の一演目が大河を牽引…」

 落語家の古今亭菊之丞が15日、ツイッターを更新。自身が落語監修を務めたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」が15日に最終回を迎えたが、落語の演目「富久」が物語を最後まで引っ張ったことに「たかが落語の一演目が大河を牽引」と喜びをにじませた。

 最終回の「いだてん」では、1年間、何度も出てきた「富久」も“フィナーレ”を迎えた。「富久」は、浅草の大鼓持ちで、“しくじった”久蔵が、江戸の街を走り回る話。「いだてん」最終回では、“しくじった”五りん(神木隆之介)が、東京五輪の開会式が行われた国立競技場から「富久」を高座に上げた師匠のもとまで走り、再び入門を許されると、今度は妻が出産すると聞き、浅草の病院まで走って行く。久蔵ばりに東京の街を走り回って“富久”を表現した。

 「いだてん」公式ツイッターによると、開会式当日に古今亭志ん生(ビートたけし)が高座で富久をかけたのは実際の出来事だという。

 「富久」は、五りんの父・小松勝が満州から送った絵はがきに「志ん生の富久は絶品」と書かれたり、小松の助言で志ん生が走って行く場所を日本橋から芝に変更するなど、これまでも物語に大きく関わってきた。

 志ん生の孫弟子となる菊之丞は「たかが落語の一演目が、大河を牽引。大きな感謝と嬉しさを感じています」とつぶやくと、「また数多の落語家の中、古今亭志ん生にスポットを当てて頂き。『ショボショボしてる場合じゃないぞ古今亭!』とハッパをかけられたような気がいたします。私も頑張らないと」とつぶやいていた。

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